セは巨人・菅野、パはオリックス・金子が初のMVPに輝く 金子は沢村賞とダブル受賞
MVP&沢村賞ダブル受賞は昨年の田中将大に続き2年連続
「NPB AWARDS 2014」が都内で行われ、今年の両リーグMVPが発表された。セからは巨人のリーグ優勝に貢献した菅野智之投手。パは惜しくも2位だったオリックスからエースの金子千尋が選ばれた。
菅野は2年目の今年、開幕投手を務めたほか、ケガ人や不振の投手が相次ぐなか、先発投手陣をひっぱってきた。シーズン途中で右手中指の腱の炎症で離脱するも、12勝5敗と2年連続で2桁勝利をマーク。最後は右肘の靱帯損傷でクライマックスシリーズの登板はならなかったが、巨人のリーグ3連覇に大きく貢献。最優秀防御率とMVPという大きな栄冠を手にした。
パ・リーグの金子はセ、パ両リーグを通じて唯一の防御率1点台となる1.98をマークし、最多の16勝5敗。オリックス2位の立役者となった。登板数は26、勝率7割6分2厘、奪三振199という好成績。投手最高の賞である沢村賞にも輝いており、今年は自身初となるタイトルをダブルで受賞。MVPと沢村賞のダブル受賞は昨年の楽天(現ヤンキース)の田中将大に続き、2年連続。過去、ダルビッシュ有(2007年)や岩隈久志(2008年)らもダブル受賞している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count