G新助っ人パーラは“唯一無二”のムードメーカー 米メディア「代わりはいない」
昨季途中にナショナルズに移籍、登場曲「ベイビー・シャーク」で話題に
巨人は今季の新助っ人に、ナショナルズからフリーエージェント(FA)となっていたヘラルド・パーラ外野手を迎えた。昨年5月にジャイアンツからナショナルズに移籍し、登場曲に童謡「ベイビー・シャーク」を採用。曲に合わせて手を叩く“サメダンス”が人気を博し、チーム初の世界一に貢献した。
「NBCスポーツ・ワシントン」は「ヘラルド・パーラの代わりは誰もいない。彼はナショナルズのクラブハウスに強い影響を与え、去っていった」とのタイトルでレポート。「今季、ナショナルズ・パークの大型スクリーンでベイビー・シャークを見ることはないかもしれない。しかし、だからといって、ナショナルズがジェラルド・パーラを忘れたということではない」と伝えた。
32歳のパーラは2009年にダイヤモンドバックスでMLBデビューし、11、13年にゴールド・グラブ賞を受賞。その後、ブルワーズ、オリオールズ、ロッキーズ、ジャイアンツでプレーし、昨年5月にナショナルズに移籍するという、MLB通算1312安打を誇る“ジャーニーマン”だ。
記事によると、チームが19勝31敗というスタートから回復してワールドシリーズを制覇した過程で、パーラはクラブハウスで軽やかで楽しい雰囲気を作るのに重要な役割を担ったとしている。パーラはダグアウトでの“ダンスパーティー”を率先し、ラッキーサングラスを身に着け、いつもグループの中にいた。横には、先発投手のアニバル・サンチェスの姿がよくあったという。
サンチェスは「僕らがプレーするころには彼は寝ているのかな。彼は(チームを去ることを)悲しんでいたけど、結局のところ行く先に満足してるから」と語ったという。また、クローザーのショーン・ドゥーリトル投手は「クラブハウスの雰囲気は少し変わるかもしれない。でもパーラは僕らをよく教育していってくれた」と感謝の言葉を述べている。
ムードメーカーとしてチームの雰囲気作りにも力を尽くし、ナショナルズの世界一に貢献したパーラ。新天地の巨人ではどのようにチームに溶け込み、勝利のために手を尽くすか注目される。
(Full-Count編集部)