ソフトB工藤監督、大敗に怒り心頭「投手も捕手も最初からやり直し」

投手陣の5被弾に「フルスイングされているということ」

 22日、ソフトバンクは2-11の大差で楽天に敗れて連勝は4でストップした。昨年7月以来の1軍登板となった大隣憲司は、初回の3失点を含む3被弾6失点で5回途中に降板。2番手・加治屋蓮も2被弾、3番手・石川柊太も2つの押し出しなどで失点を重ねた。

 前日の執念のサヨナラ勝ちから一転、5本の本塁打を浴びての大敗に、試合後の工藤公康監督は「フルスイングされているということ」と怒りが収まらなかった。

「キャッチャーも含めて最初からやり直さないと。配球もそうだし、困ったら真っすぐではしょうがない。変化球投げたらボールで四球じゃしょうがない。それじゃプロのピッチャーと言えないでしょ。ピッチャーもキャッチャーも最初からやり直し」

 怒りを押し殺したように静かにそう語ると「以上!」と自ら会見を打ち切った。さすがにホームでの5被弾と2つの押し出しは指揮官の逆鱗に触れたようだ。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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