ア軍厳罰の“サイン盗み”、ヤンキース&ドジャースでも? 選手が告発、米記者伝える
「NJ.com」のクティー記者がローガン・モリソンの言葉として伝える
MLB球界を揺るがしたアストロズの“サイン盗み騒動”。13日(日本時間14日)には、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏が処分を発表し、アストロズには厳罰が下された。
ジェフ・ルーノーGMとAJ・ヒンチ監督には1年間の報酬なしの停職、アストロズには2020年と2021年のドラフト1巡目と2巡目の指名権剥奪と罰金500万ドル(約5億4700万円)が科された。これを受けてアストロズはルーノーGMとヒンチ監督の解任を発表した。
これで一応の決着を見ることになったアストロズの“サイン盗み”。今後は、疑惑がかけられているレッドソックスなどへの調査、処分が行われる見通しとなっている。
米球界に衝撃を与えた“サイン盗み”だが、この日、新たな疑惑を訴える声があがった。ニューヨークの地元メディア「NJ.com」のヤンキース番記者であるブレンダン・クティー氏が自身のツイッターでレポートした。
同氏は「ローガン・モリソンがロブ・マンフレッド・コミッショナーの報告書を『フェイクニュース』だと言い、アストロズのサイン盗みは2014年から行われており、ヤンキースとドジャースも『映像を使ってサイン盗みをしていた』とする『目撃』談を知っていると語った」と伝えた。
モリソンは昨季、ヤンキースとフィリーズに在籍した内野手。2019年はフィリーズでメジャー29試合出場にとどまったが、2015年にはマリナーズで146試合、2017年にはレイズで149試合に出場するなど、メジャーで988試合に出場した実績を誇っている。
そのモリソンによると、アストロズの“サイン盗み”は2014年から行われていたもので、ヤンキースやドジャースも映像を用いた“サイン盗み”をしていたというのだ。ことの真偽は定かではないが、この発言が“サイン盗み”騒動を新たな展開に導くかもしれない。
(Full-Count編集部)