韓国の“神”メジャーでも健在! 4月10本塁打到達でMLB記録も視野
テームズ10号で球団最多タイ記録、メジャー記録は14本
韓国から逆輸入された強打者、ブルワーズのエリック・テームズ内野手が24日(日本時間25日)、本拠地でのレッズ戦で2打席連続アーチを放ち、早くも今季10号に到達した。今季メジャートップを走る10号弾で、球団の4月月間最多本塁打記録に並んだという。球団公式サイトが伝えている。
韓国で“GOD(神)”を崇め立てられた男が止まらない。テームズは先日敵地で開催されたレッズ4連戦での4本塁打に続き、今度は本拠地でレッズ投手陣に襲いかかった。この日はレッズ期待の新人ギャレットから2打席連続弾。ブルワーズの4月月間最多本塁打は、2006年にカルロス・リーが記録した10本塁打。テームズは4月に5試合を残して球団記録に並んだ。
記事によれば、4月月間本塁打数のメジャー記録は14本で、2006年4月にアルバート・プホルス(当時カージナルス)、2007年4月にアレックス・ロドリゲス(当時ヤンキース)が記録している。5試合を残すテームズにとって、メジャー記録に並ぶ、あるいは更新する可能性は十分にありそうだ。
テームズが記録した10本塁打のうち7本は、2ストライクから打ったホームランだという。さらに、6本は右腕で4本は左腕から打ったもの。球種別に見ても、4本がフォーシーム、2本がスライダー、その他はツーシーム、カット、カーブ、チェンジアップと多岐にわたる。先日「自動操縦モードに入っている感じ」と好調続きの状態を語っていたそうだが、まさに怖い物なし。射程内に入った獲物はすべて捕らえられるモードにあるのだろう。
さらに、テームズはこの日24得点目を挙げ、球団新記録を作ったそうだ。韓国で過ごした3年では、通算124本塁打を放った強打者。太平洋の反対側で生まれ変わった男は、母国に戻ってもその勢いを増すばかりだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count