中日根尾、DeNA伊藤裕ら今季も2年目が候補? 主な新人王資格者【セ編】
巨人の戸郷は2試合に投げ1勝0敗で御率2.08、CSファイナル第3戦にも先発
昨季はセ・リーグはヤクルトの村上宗隆内野手が、パ・リーグはソフトバンクの高橋礼投手が新人王を受賞した。両者ともにプロ2年目での受賞だが、新人王は支配下登録されてから5年以内、投手なら30イニング以内、打者なら60打席以内が選出の条件となる。ルーキーだけでなくチャンスがあるこの賞を、今年は誰が手にするのか。主なセ・リーグの有資格者を見ていこう。(すべて通算成績)
○阪神
・馬場皐輔投手(3年目) 4試合、12回、0勝1敗、防御率6.75
・齋藤友貴哉投手(2年目) 1試合、2回、0勝0敗、防御率.000
・島田海吏外野手(3年目) 19試合、42打席、0本塁打1打点、打率.205
齋藤はプロ1年目の昨季、1軍で1試合に登板し、3四球を出しながら2回無失点に抑えた。ファームでは33試合に登板して1勝2敗、防御率3.82、チームトップの8セーブをマーク。17年ドラフト1位の馬場は昨季、1軍では2試合登板となったがファームでは19試合に登板し、5勝7敗、ウエスタン2位の防御率3.17の好成績を残した。
○ヤクルト
・清水昇投手(2年目) 11試合、26回、0勝3敗、防御率7.27
・寺島成輝投手(4年目) 5試合、9回、0勝1敗、防御率12.00
・浜田太貴外野手(2年目) 2試合、5打席、0本塁打0打点、打率.000
ドラフト1位で入団した清水は1年目の昨季、1軍で11試合に登板。2軍では17試合で5勝9敗、防御率4.48とした。16年ドラフト1位の寺島も資格保有者。高校通算45本塁打をマークした浜田は昨季、高卒1年目ながらファームで105試合に出場し、打率.254、8本塁打、52打点、11盗塁と結果を残した。
○巨人
・戸郷翔征投手(2年目) 2試合、8回2/3、1勝0敗、防御率2.08
・高田萌生投手(4年目) 3試合、7回、0勝1敗、防御率11.57
・山下航汰外野手(2年目) 12試合、13打席、0本塁打0打点、打率.167
戸郷は高卒1年目の昨季、勝てば5年ぶりのリーグ優勝が決まる大舞台でプロ初登板初先発。勝敗はつかなかったが5回途中2失点で勝利に貢献。さらに阪神とのCSファイナルステージ第3戦にも先発した。高田はプロ2年目の18年にイースタンで投手3冠。山下は18年育成1位で入団するも2軍で好成績を残し7月に支配下登録。2軍では打率.332、7本塁打、40打点の好成績で、高卒1年目では1992年の鈴木一朗(イチロー)以来のファーム首位打者に輝いた。