日本ハム逆転負けで泥沼9連敗 松本プロ初HR含む2発も投壊で借金13
プロ6年目松本が先制3ランも逆転負け
日本ハムが泥沼から抜け出せず、9連敗を喫した。25日のソフトバンク戦(北九州)。序盤に3点を先制しながら、投手陣が踏ん張りきれずに、5-7と試合をひっくり返された。
先手は奪った。3回。大野の中前安打、西川の四球で1死一、二塁のチャンスを作ると、6年目の松本がソフトバンク先発の千賀から左翼席へ運ぶ3ラン。今季2試合目の先発出場となった松本の記念すべきプロ初本塁打でリードした。
だが、先発の高梨が堪えきれなかった。直後の3回裏に1点を返されると、5回には2つの四球で1死一、二塁のピンチを招き、今宮、柳田に連続適時打を浴びて同点とされた。続く内川にも右前安打を浴び、右腕はここで降板。5回途中6安打3失点でKOとなった。
6回には3番手の谷元がつかまり、中村晃の左犠飛と柳田の中前適時打でリードを奪われた。8回に松本がこの日2本目のアーチとなるソロ本塁打を放ったが、中田、レアードの4、5番の2人が8打数ノーヒット、5三振、1併殺打と完全にブレーキに。9回に1点を返すにとどまった。松本のプロ初本塁打を含む1試合2発の活躍も実らず、9連敗で4勝17敗。借金は13まで膨れ上がった。
ソフトバンクは中盤の集中打で逆転。1点差とされた8回には2死一、二塁からデスパイネに右翼フェンス直撃の2点適時二塁打が出て、連敗を2で止めた。先発の千賀は、2回に3ランで先制されたものの、その後は150キロ超の真っすぐとフォーク、スライダーで三振の山を築き、3試合連続2桁奪三振となる10三振。8回8安打4失点ながら、3勝目を挙げた。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani