田中将大所属のヤンキースはストーブリーグで低評価 このままなら3年連続プレーオフ逸も?

MLB公式サイトの現時点での戦力ランキングで地区4位に

 田中将大投手の所属するヤンキースが、各チームの戦力を評価する「パワーランキング」で、現時点ではア・リーグ東地区4位という厳しい評価を受けている。MLB公式サイトが「ブルージェイズの補強にも関わらず、O’s(オリオールズ)が依然としてア・リーグ東地区首位」と題した特集記事を掲載。補強で遅れを取っているヤンキースは、このままいけば2015年シーズンは3シーズン連続のプレーオフ進出失敗に終わると予想された。

 来季のワールドシリーズ優勝を目指す各球団のストーブリーグはすでに加熱している。特集では「レッドソックスとブルージェイズの出だしに脱帽するしかない。だが、これは始まりに過ぎない。どの球団も重要な仕事が依然として残されているからだ」と分析。ストーブリーグの序盤で大補強を展開している同地区のレッドソックスとブルージェイズの動きを高く評価する一方、ヤンキースが三塁手、遊撃手、クローザー、先発投手の補強を進めていることも指摘している。

 現時点でのパワーランキング1位は、今季の地区王者・オリオールズが選出されている。寸評では「彼らを過小評価できない。彼らはこの地区を(2位ヤンキースに)12ゲーム差をつけて優勝した。ここまで最も戦力を強化しているトロントとボストンの2球団には、今季は最終的に13ゲーム差、25ゲーム差を付けた」として、チームの総合力を高く評価している。

 さらに、禁止薬物使用問題で終盤戦とプレーオフを出場停止となった2013年シーズンの本塁打王クリス・デービス内野手、右膝手術で昨季途中から欠場したマニー・マチャド内野手、トミー・ジョン手術で離脱したマット・ウィーターズ捕手というオールスタークラスの実力者トリオが来季は復帰予定であることを指摘。トップクラスの有望株ディラン・バンディ投手が先発ローテーションの一角に入ることも、来季躍進の要因としている。

 今季のア・リーグ最優秀監督賞に輝いたバック・ショーウォルター監督の存在、アダム・ジョーンズ外野手、J・J・ハーディー内野手というベテランがクラブハウスの雰囲気を高めていることも大きなプラス材料になるという。フリーエージェント(FA)となっている今季本塁打王の指名打者、ネルソン・クルーズが移籍の場合はマイナス要素となると分析しながらも、十分に勝てるチームとして地区優勝の大本命と推している。

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