ソフトBが初回に4点先制 9連敗中の日ハムは先発村田がいきなり2被弾…
今宮&デスパイネに一発、日ハム栗山監督は56歳の誕生日も…
ソフトバンク打線が26日の日本ハム戦で初回から爆発した。
初回1死から、まずは今宮健太内野手が今季1号のアーチで先陣を切った。マウンドには日本ハム先発の村田。1ボール1ストライクからの3球目だった。真ん中低めへの真っすぐ。フルスイングしたわけではなく、合わせたようなスイングだったが、芯で捉えた打球は快音を残して左翼スタンドへ。今季22試合目で今季初本塁打となるソロを放った。
この日は、大分・明豊高時代に同級生で野球部のチームメートだった歌手・下松翔が試合前に自身の楽曲「SUMMER TIME HERO」を歌い、始球式も務めた。元チームメートにとって記念となった日に祝福の花火を打ち上げ「打ったのはカットボールです。うまく引っ掛かってくれたという感じですね。昨日の勝ちの勢いのままいきたかったので打てて良かったです」とコメントした。
続く柳田は四球と盗塁で二塁へ進み、内川の左前適時打で2点目のホームを踏んだ。さらには、デスパイネが左中間席への3号2ラン。初回から4点を奪うビッグイニングを作り出した。
内川は「今宮選手に続いていこう!という気持ちでした。この後も優位な展開で試合を進めていきたいですね」と話し、デスパイネも「健太(今宮)の先制ホームランと、ウッチー(内川)のタイムリーで、ベンチもいい雰囲気になって、その流れにのれました」と喜んだ。
9連敗中の日本ハムは、先発の村田がまさかの4失点。この日56歳の誕生日を迎えた栗山英樹監督だったが、いきなり大量ビハインドの苦しいゲーム展開を強いられることになった。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani