ソフトB、3位と0.5差に 初回4得点に工藤監督も満足「相手のショック大きい」
連敗中の日ハムに快勝、7回1失点の東浜にも合格点「イニングも伸びているからいい」
26日、ソフトバンクは日本ハムに4-1で勝利。初回に4点を奪って試合を優位に進めたことに、工藤公康監督も「いい形が作れたし、いい得点の仕方をしてくれた」と柔和な表情を見せた。
初回で決まったといっても過言ではない。先発の東浜が初回を3者凡退に抑えた直後、今宮健太の先制ソロや内川聖一の適時打、デスパイネの2ランであっという間に4点を奪った。
「昨日の3点を取られた後の逆転があって、みんな積極的にいってくれた。初回の4点は相手のショックも大きい。主導権がこっちに来るし、投手も大胆にいけるようになる。そういう効果があったと思う」
119球を投げ、7回1失点に抑えた先発の東浜巨には「徐々にイニングも伸びているからいいと思うよ」と合格点を与えた。
「7回までいけたし、ランナーを出しても低めに意識があった。連打を食らうこともなかったし、良かったと思う。欲を言えば、もうちょっと投げなくてもいい球もあったが、バッテリーも若いし、まずはランナーを出してもゼロで抑えること大事だからね」
これでロッテ以外の球団に初めて勝ち越し、3位の西武とは0.5ゲーム差とした。しぶとく勝ち続ける楽天、オリックスに引き離されないよう、今は勝てるゲームを確実にものにしていくしかない。
【了】
藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura