元DeNAグリエル、打率.344と好調 規定打席到達でア・リーグ3位に登場
強豪アストロズで青木と好調「下位打線コンビ」
アストロズでプレーする元DeNAのユリエスキ・グリエル内野手が26日(日本時間27日)の敵地インディアンス戦に「7番・ファースト」で出場し、4打数2安打と活躍。チームは6-7で敗れたものの、グリエルは規定打席に到達し、打率.344でア・リーグ3位につけた。
まずは3点を追う3回、グリエルは先頭で二塁内野安打。続く青木が併殺打に倒れたものの、3試合連続安打とした。さらに、1点差に迫った4回は2死走者なしで三塁へこの日2本目の内野安打。6回は2死走者なしで遊ゴロ、8回は1死一塁で右飛に倒れた。
ただ、これで3試合連続マルチ安打。4月9日(同10日)のロイヤルズ戦までは打率.095だったが、その後の12試合で20安打と大当たり。この日、規定打席に到達し、打率.344はア・リーグではホワイトソックスのガルシア(.373)、レッドソックスのベニンテンディ(.347)に次ぐ3位となっている。
MLB公式動画サイト「Cut4」の奇抜な髪型特集では、トップは長くサイドを短く刈ったモヒカン風ヘアについて「重力に反している可能性もある。どうやってヘルメットや帽子を被っているのかは謎」と記されるなど、そのルックスでも注目度が上昇中。ここまでは、青木宣親外野手との好調な「下位打線コンビ」で、ア・リーグ西地区首位のアストロズの中で存在感を発揮している。青木もこの試合4打数1安打で3試合連続ヒットとして、打率.354とハイレベルな数字を残しているが、まだ規定打席には到達していない。
グリエルは2014年途中にDeNAに入団し、1年目は62試合に出場して打率.305、11本塁打、30打点の成績を残したものの、翌2015年はキューバの国内リーグに出場後、ケガの治療を理由に再来日を延期。その後、契約違反により契約解除となった。昨年2月にキューバから亡命し、同7月に5年4700万ドル(約52億3000万円)の契約でアストロズに入団。昨季は36試合で打率.266に終わったが、今季は実力を見せ始めている。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count