カブス、ネット拡張プラン発表 少女打球直撃で涙のアルモラJr.「常に僕の頭の片隅に」
2020年シーズン開幕までに球場のネット拡張の準備が整うと発表したカブス
カブスは18日(日本時間19日)、今シーズンに本拠地・リグレーフィールドの防護ネット拡張プランを発表した。球団のビジネス部門のトップを務めるクレイン・ケニー氏は「開幕戦までにはネット拡張の準備が整うだろう」と、ファンの安全がより守られることを口にしている。米メディア「NBCスポーツ」が伝えている。
昨年、カブスのアルモラJr.が放った痛烈なライナーが少女を直撃する悲劇。チーム、選手、ファンに大きなショックを与えた出来事で、ファウルボールの危険を回避するネット拡張の動きが活発となったMLB。すでに多くの球団がネット拡張に動いているがカブスも動き出した。
フィールド上のブルペンがあった部分の後方、さらに右翼、左翼の手前までネットが拡張されることを球団が発表。球団のビジネス部門トップのケニー氏も「開幕戦までにはネットが拡張される準備が整うだろう」として、シーズン前での整備を予想している。
カブスのファンフェスに参加したアルモラJr.は「あの時以降、僕は前に進む以外に手が無かった。だけど、あの時のことは常に僕の頭の片隅にあるんだ」と、忘れることはないという。安全面を最優先する動きが出始め、選手たちも新たな悲劇が生まれないことを願っている。
(Full-Count編集部)