ジーター氏の史上2人目満票殿堂入りに待った? ヤ軍ライバル紙が指摘「過大評価」

米野球殿堂入りが確実視されているデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】
米野球殿堂入りが確実視されているデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】

ヤンキース黄金期で世界一5回「実際の成績とは関係ないことで高められている」

 2020年の米野球殿堂入りが21日(日本時間22日)に発表される。今年度は候補者32名が発表されているが、注目の的となっているのは昨年のマリアーノ・リベラ氏に続く史上2人目となる満票での殿堂入りが期待されるヤンキースの“レジェンド”デレク・ジーター氏だ。しかし、ア・リーグ東地区のライバルであるレイズの地元紙はジーターは“過大評価”されている指摘している。

「タンパベイ・タイムズ」は「シーッ、ヤンキースファンにデレク・ジーターが過大評価されてるって言わないように」との皮肉を込めた見出しでジーター氏を特集。「元チームメートのマリアノ・リベラに続いて、得票率100%でアメリカ野球殿堂入りを果たすかもしれないが、彼の守備能力は物足りないものだった」と指摘している。

 記事では「ここで問いたいことは、デレク・ジーターは、最も偉大な野球選手の1人かということではない。彼がそうであると考えることは自然のことだ」とジーター氏が“レジェンド”として愛されていることは認めている。そして「もっと興味深い質問は、ジーターは過大評価されてるかどうか、ということだ」と論点を示している。

 まずは「ジーターの選手としての有能さは、実際の成績とは関係ないことで高められている。例えば、彼がキャリア通して最も有名な街で最も有名なチームのユニホームを着ていたということ。また、彼がその球団に居たのが1990年代のヤンキースの復興期であったこと。これらのことは、重要なことである」と言及。ジーター氏はヤンキース一筋20年で黄金期のキャプテンとして5回の世界一に輝いている。

3465安打の打撃は称賛も「現代の分析では、守備能力は障害となっていた」

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