イチロー途中出場も5試合ヒットなし 微妙判定の見逃し三振にブーイングも
田澤は3番手で1回無失点、マーリンズは序盤の失点が響いて大敗
マーリンズのイチロー外野手は28日(日本時間29日)、本拠地でのパイレーツ戦に7回の守備から途中出場し、2打数無安打に終わった。田澤純一投手は3番手で登板して1回無安打無失点1奪三振1四球。マーリンズは序盤の大量失点で響いて2-12で敗れた。
マーリンズは先発コンリーが大乱調で、2回までに0-9と一方的な展開に。田澤は1-11で迎えた7回に3番手で登板。ダブルスイッチとなり、イチローが「9番・レフト」でこの回から出場した。
田澤はピッチャーのバルバトを中飛に仕留めると、続くジェイソには四球を与えたものの、ポランコは二ゴロ。最後はセルベリをフォークで空振り三振に仕留めて無失点。この日は23球を投げてストライクは15球。防御率5.87となった。
イチローは7回、先頭でこの日最初の打席へ。カウント1-1から右腕バルバトのチェンジアップを打つも、ニゴロに倒れた。そして、2-12で迎えた8回は2死満塁で打席へ。相手は2015年に西武でプレーした左腕ルブラン。フルカウントから内角高めへの直球を見送ったが、判定はストライク。ボール球にも見えたため、イチローは驚いたような仕草を見せ、場内からはブーイングも沸き起こった。
マーリンズはこのまま2-12で敗戦。イチローは5試合ヒットがなく、メジャー通算3034安打のままで、歴代24位のロッド・カルー(3053本)まで「19」。打率は.154となった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count