佐々木朗、1軍スタートも主力とは一部別メニュー 井口監督「しっかり体を作って」
吉井コーチは自身の経験生かす「周りの先輩と同じように飛ばして投げたら…」
ロッテは22日、都内でコーチ会議を開き、石垣島での春季キャンプの1、2軍の振り分けを決定。ドラフト1位の佐々木朗希投手(大船渡高)は、1軍スタートとなった。ブルペン入り、実戦登板の時期にも注目が集めるが、井口資仁監督と吉井理人1軍投手コーチは慎重に調整していく方針を明かした。
約2時間の会議後、佐々木朗の1軍スタートを発表した井口監督は、その意図を説明した。「まずはしっかり体を作ってからだと思います。それがいつになるかはわからないですけど」と、焦らずじっくりとスタートを切らせたい考えだ。「当然、高校生ですから体力も違います」と主力と全て同じ練習ではなく、個別メニューも取り入れる。
また、吉井1軍投手コーチは「まずは投げる感覚を高校のときの絶好調の感覚に戻さないといけない」とキャンプイン即ブルペン入りという流れには慎重。「高卒でプロに入って周りの先輩と同じように飛ばして投げたら、僕は1年半かかった」と、自身の経験を元に「そうならないようにこちらでしっかりコントロールしていきたいと思っています」と未来ある右腕を大切に育てていく。
ロッテは、育成の2選手を除く新人5選手は全員が1軍スタート。井口監督はドラフト4位の横山陸人投手(専大松戸)にも「佐々木と一緒に」と期待を寄せる。1、2軍の正式な振り分けは後日発表される。
(工藤慶大 / Keita Kudo)