イチロー式典に“イチメーター”エイミーさん“出席”「金曜日の深夜便で来た」
前日には微笑みかけるイチローの姿をツイート
30日(日本時間5月1日)にマーリンズ本拠地でのパイレーツ戦前に行われた、イチロー外野手のメジャー通算3000安打を祝う記念セレモニー。イチローの3000安打全打席の写真がコラージュされた記念プレートがプレゼントされた他、球場の巨大スクリーンに王貞治氏が登場し、メッセージを送るなど、“レジェンド”の偉業を称えるに相応しい時間となった。この特別な時間に世界一のイチローファン、“イチメーター”でおなじみのエイミー・フランツさんも“出席”していた。自身のツイッターで報告している。
エイミーさんは、イチローがマリナーズ在籍時代の2004年から右翼席最前列で手作りの安打数カウンター、“イチメーター”を持って応援を続けた熱心なファン。昨季は日米通算安打数でピート・ローズ氏の持つメジャー最多安打数を抜く瞬間や、メジャー通算3000安打達成の瞬間を見届けるため、インターネットで資金を募って“イチロー行脚”に出掛けていた。
19日(同20日)にイチローの古巣マリナーズが、マーリンズ3連戦の最終戦を前に記念セレモニーを行った際も、客席からその様子を見守ったことをツイッターで報告。そして、29日(同30日)には「Guess where I am?(私はどこにいるでしょう?)」という文章と共に、マーリンズパークの三塁側ダグアウトからエイミーさんに向かって微笑むイチローの姿をツイートしていた。
セレモニー当日は、イチローの姿と「Ichiro 3000」の文字がプリントされた限定記念ボールと撮影した笑顔のセルフィーを掲載。さらには、地元中継局の取材も受け、イチメーターが3桁でスタートしたこと、2004年に記録した262安打を記録したオリジナル版は野球の殿堂に寄付されたことなどのエピソードを披露した。
式典参加は2日前の28日(同29日)夜に決め、シアトルからマイアミまで「金曜日の深夜便で来た」というエイミーさん。イチローを追い続けた彼女にとっても記念すべき瞬間となったに違いない。