米メディアが田中将大とFA最大の目玉投手を比較
ヤンキースはシャーザー争奪戦に乗り出すのか
ヤンキースの田中将大投手が、今オフのフリーエージェント(FA)市場最大の目玉で、2013年のサイ・ヤング賞投手であるマックス・シャーザー(タイガースFA)と比較されている。ESPNが「シャーザー獲得はリスクか? タナカ獲得ほどではない」との見出しで特集している。
今オフのストーブリーグでは鳴りを潜めているヤンキースだが、シャーザー争奪戦に乗り出す可能性は存在するとされている。
3月にタイガースが提示した6年総額1億4400万ドル(約172億円)の契約延長オファーを固辞している右腕の獲得には、大型契約が必要だ。ただ、7月に30歳の誕生日を迎えた投手と長期契約を結ぶにはリスクが存在する。そこで、記事では昨オフに7年総額1億5500万ドル(約186億円)の大型契約で獲得した田中とシャーザーを比較している。
まず紹介されているのは、過去の登板歴だ。田中は楽天時代の7年間で172試合に先発。3試合の中継ぎ登板も含めて1315回を投げ、1238奪三振、275四球だった。そして、ヤンキースでの今年の登板を加えると、192試合先発で1451回1/3を投げ、1379三振、296四球という成績になる。
一方、シャーザーはダイヤモンドバックスとタイガースでのメジャー7年間で198試合に先発。9試合の中継ぎ登板を含めて1239回1/3を投げ、1321三振、389四球となっている。メジャーでの通算の球数は20947球。記事では、田中の日本での球数を正確に把握するのは難しいとしながら、シャーザーと同じような数字になるだろうと分析している。
メジャーの強打者を相手にしてきたシャーザーが三振数で上回る一方、田中は四球の少なさで制球力の素晴らしさを示している。