上原浩治、1死も奪えず2敗目 5戦ぶり2度目連投で再び失点→負け投手
同点8回に内野安打から始まる3連打で降板、残した3走者が生還
カブスの上原浩治投手が30日(日本時間5月1日)、敵地でのレッドソックス戦に登板し、今季2敗目を喫した。2-2の8回に3番手として登板。先頭の内野安打から始まる3連打で無死満塁として降板したが、4番手ストロップが上原の残した走者をすべて返し、3失点が記録された。古巣球場で2戦連続のマウンドに上がったが、0/3回を投げて3安打3失点(自責3)。防御率は3.72まで跳ね上がった。試合は2-6で敗れた。
同点の8回にマウンドに上がった上原は、先頭ヘルナンデスを一塁ゴロに打ち取ったかに見えたが、一塁ベースカバーに入った上原と俊足ヘルナンデスの右足がほぼ同時にベースにタッチ。一塁塁審の判定はセーフ。ビデオ判定に持ち込まれたが判定は覆らなかった。
ここから続くボガーツに中前打、続くベニンテンディに右前打を許し、無死満塁としたところで、15球(11ストライク)を投げて降板した。
上原はダグアウトから祈るように身を乗り出して、4番手ストロップを見守ったが、1死後にラミレスの打席で暴投して三塁走者が生還。ラミレスに四球を与え、なおも1死満塁とすると、モアランドを一ゴロに打ち取ったが三塁走者がホームイン。2死二、三塁の場面では、ペドロイアを遊ゴロに打ち取ったが、一塁リゾの捕球ミスで2点が追加され、上原が残した3走者は全員生還した。
ここまで4試合連続無失点としていた上原だが、今季2度目の連投で5試合ぶりの失点と2敗目を記録。今季初の連投となった16日(同17日)パイレーツ戦でも1死も奪えず2失点し、敗戦投手となっていた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count