凱旋ボストンで2敗目の上原浩治 連投で再び失点「倍返しされました…」
今季2敗はいずれも連投「これでまた信頼が薄れていってしまう」
カブスの上原浩治投手が、1死も奪えずに降板して2敗目を喫した4月30日(日本時間1日)の古巣レッドソックス戦を自身のブログで振り返り、「倍返しされました」と無念の思いを綴った。
ボストンへの凱旋シリーズで、上原は2日連続で登板。29日(同30日)の試合では3者凡退の快投を見せたが、同点で登板した30日は打ち込まれた。
ブログでは「倍返しされました…(ーー;) せっかくの登板を…。前回の連投の時と同じことをやってしまったね。これでまた信頼が薄れていってしまう。連投では使えないと…^^; 今年、二回あった連投を二回共に失敗。悔しいね。身体はいい感じでも結果が伴ってないとなぁ」と振り返った右腕。上原は今季初の連投となった16日(同17日)のパイレーツ戦でも1死も奪えず2失点し、敗戦投手となっていた。
この試合では、先頭ヘルナンデスを一塁ゴロに打ち取ったものの、一塁ベースカバーが遅れて判定はセーフ。ビデオ判定に持ち込まれたが覆らなかった。ボガーツに中前打、ベニンテンディに右前打を許し、無死満塁としたところで降板。4番手ストロップが登板後、暴投や内野ゴロで上原の残した3走者が全員生還した。
上原は投球を振り返り、ベースカバーが遅れたことなどに言及。「変化球の球が高過ぎる。もう一個、二個ぐらい低く投げないとね。先頭のベースカバー…。リゾがそのまま入ってくれると思ったのが遅れた原因だな。完全に打ち取っていただけにもったいない」と反省した。
また、ボストンへの凱旋シリーズ初戦ではイニング間に場内のスクリーンで紹介され、大歓声を浴びたものの、この日は「マウンドに上がるときに、拍手とブーイングをもらったような気がするね」という。「ボストンファンには感謝してます。ただ、自分はボストンから要らないって言われて、カブスに行ったわけだし、ブーイングはちょっと残念だったなぁ (^_^;)」と複座な胸中も吐露。それでも、最後は「まっ、いろんな気持ちがあるけど、引きずらないように、またコツコツ頑張ってやろう!」と前向きに綴っていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count