前田健太はローテを守れるか? ド軍先発9人の争いに地元紙「救援として効果的」

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

柳賢振らが抜けるも経験豊富な2人の先発投手が加わりローテ争奪戦へ

 このオフ、ドジャースからは柳賢振とリッチ・ヒルが移籍し、FA市場の目玉だったコールとストラスバーグは獲得出来なかった。地元メディア「オレンジカウンティ・レジスター」はそんな投手陣のプレビューを先発、救援に分けて掲載。昨季は両ポジションでフル回転した前田健太投手は中継ぎとして評価されているようだ。

 ドジャースが2人の代わりに獲得したのは低価格の30歳のジミー・ネルソン、29歳のアレックス・ウッドの2人だった。「彼らは、ウォーカー・ビューラー、クレイトン・カーショウ、前田健太のローテーションに、“経験”を加える存在になるかもしれない」と記事は言及。新戦力が加わっても、前田は先発として数えられるようだ。

 その他にもフリオ・ウリアスなど4投手が先発ローテ候補となり「これまで通りの層の厚さ」だという。

 一方、ドジャースのブルペンは「弱点と言える」とし、2年連続で不調に終わったクローザーのジャンセンは、低価格で契約した元オールスターのクローザー、トレイネンが代わりとなるかもしれないと説明。また、先発ローテの投手層が厚く9人がその座を奪い合いこととなったため、その戦いからあふれた選手が、救援投手にまわることも考えられると指摘している。

「ケンタ・マエダはこれまでに救援投手として、効果的な活躍ができると証明してきた。先発ローテに問題がなければ、彼の存在は救援投手としてより価値のあるものとなるかもしれない」としている。

 昨季は9月にポストシーズンを見据えて配置転換された前田。今季も他の投手との兼ね合いにより再びブルペンに回るのだろうか。それとも先発で真価を発揮するか。注目のメジャー5年目となる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY