ホークス、キャンプA組に新人4人を抜擢 工藤監督「即戦力として取ってくれた」

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

サファテの調整は「長いこと野球をやってきた選手、彼自身に任せる」

 ソフトバンクは28日、監督、コーチ会議を行い宮崎春季キャンプの組み分けなどを決定した。会議後、会見した工藤公康監督は2月1日からの宮崎春季キャンプについて「開幕も早いので、例年よりも前倒しになる」と明言した。紅白戦も第3クール最終日となる13日から取り入れる予定だという。

 支配下ルーキー5名のうち、社会人・大学出の佐藤直樹、海野隆司、津森宥紀、柳町達がA組スタートとなったが指揮官は「ルーキーたちは即戦力として取ってくれた。キャンプの中で見極めていきたい」と語った。若手では古谷優人が初のA組スタートとなり「150キロ超えるストレートなどポテンシャルはある。持っているものは素晴らしい」と自らと同じ左腕として期待を寄せた。

 また、育成からは尾形崇斗、砂川リチャードがA組スタートとなる。「台湾(のウインターリーグ)でいい結果を出してくれた。1軍の首脳陣も僕自身も彼らを見てみたい。緊張感がある中で練習することでポテンシャルも上がる」と、支配下登録に向けた猛アピールを期待する。

 股関節の故障でリハビリを続けてきたサファテもキャンプ初日から参加するが「すでにブルペンで投げているとも聞いている。長いこと野球をやってきた選手なので(調整は)彼自身に任せる」と、信頼を口にした。

 工藤監督は「オリンピックの関係でシーズンも変則的になる。そういう時こそチーム力が試される。若手もベテランも切磋琢磨することでチーム力が上がっていくはず」と、若手のA組起用でキャンプでの競争がより激しくなることを望んだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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