イチローは「科学と年齢を無視し続ける」 美技に称賛「5つ星」「そりゃ速い」
約33メートル激走で華麗なスライディングキャッチ、捕球率は21%と算出
マーリンズのイチロー外野手は3日(日本時間4日)、敵地レイズ戦に「9番・右翼」で先発し、4打数1安打だった。2点を追う6回無死一、二塁で迎えた第3打席に右前打をマーク。これが13打席ぶり、10試合ぶりのヒットとなったが、米メディアは10-6の勝利を締めくくった華麗なスライディングキャッチに注目。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」では、「5つ星キャッチ」と称えている。
4点リードで迎えた9回2死一塁の場面だった。ソウザJrの一塁後方へのフライに、イチローが猛然とダッシュ。最後までスピードを緩めることなく、最後はスライディングしながらボールをグラブに収めた。3アウトで勝利が決まり、一塁手のボーアも両手でガッツポーズ。イチローは跳ね上がるようにしてそのまま立ち上がり、チームメートとハイタッチで喜びを分かち合った。
「Cut4」は「科学と年齢を無視し続けるイチロー、倒れこみながらの5つ星キャッチでマーリンズ勝利を決める」とのタイトルで特集。動画付きでこのプレーを紹介している。
記事では「今日、彼は高い外野フライを好捕することで生ける伝説となり、若かりし頃をフラッシュバックさせた」と絶賛。さらに、独自の解析システム「スタットキャスト」で算出された驚きのデータを紹介。イチローは最初の守備位置から107フィート(約32.61メートル)を5.3秒で走り、走る速度は28.5フィート/秒(約8.69メートル/秒)だったという。