ホークス柳田、リハビリ組スタートも「若手とみんなで這い上がる」
左脚の状態や右肘のクリーニング手術の経過も順調、実戦練習への参加未定も「感覚と経験でいける」
ソフトバンクの柳田悠岐外野手が29日、福岡・筑後の2軍施設で練習を公開。右肘のクリーニング手術の経過も順調で、力強いスイングも見せた。
オフの間、柳田は育成選手や若手選手に交じって練習を重ねてきた。28日に発表された春季キャンプの組み分けではB組(リハビリ組)のスタートとなるが、左脚の状態も右肘のクリーニング手術の経過も順調で「しっかり練習できたし、普通に治ってきています」とした。
前日の監督コーチ会議の後、工藤公康監督は2月13日から紅白戦に入ることを明言したが、柳田は実戦練習参加への見通しについて「今のところは何も考えてない。3月に入ってからでも感覚と経験でいけると思う」とし「普通に投げられると思うけど、トレーナーと相談しながら。野球を辞めるまで、もう手術せんでいいように我慢するとこは我慢して」とスロー調整をしていくことを強調した。
育成選手らと練習を重ねることで「若い人がしっかり走るので、自分を追い込むことができた」と語り「みんな一生懸命練習しているし、そういう選手に負けないようにと思った。同じ練習をしてきた僕が結果を残すことで、若い人が『俺にもできる』と思ってくれたらいい。B組からのスタートだけど、みんなで這い上がってやろうと思う」と、キャンプでも育成を含めた若手を引っ張っていく覚悟だ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)