5連敗中のロッテ伊東監督「こんなに球場に来るのが嫌になったのは…」

勝利目前の5日は9回に守護神・益田がつかまり、まさかの逆転負け

 5日ソフトバンク戦で2点リードの9回に逆転され、まさかの黒星を喫したロッテ。6日に球場に姿を現した伊東監督は「こんなに球場に来るのが嫌になったのは、何年かぶり。味わったことがなかった」と、前日の敗戦を引きずったままだった。

 エース涌井が7回無失点と好投し、打線は細谷の適時打で3回に2点を先制。8回にはセットアッパーの内が好調ホークス打線を無失点に抑え、あと3アウトで5試合ぶりの白星に手が届くところだった。だが、9回のマウンドに上がった守護神の益田が、先頭内川に四球を与えた直後、デスパイネに同点2ランを浴び、2死からは上林に勝ち越しソロを献上。まさかの黒星を喫した。

 開幕以来不調が続くロッテにあって、唯一の勝ちパターンとも言える形で勝利を逃した伊東監督は、試合後に「ショックは大きい」と語っていたが、そのショックは一夜明けても癒えなかった様子。それでも「昨日のことは忘れて、前向いていきましょう」と必死で前を向き、6連敗阻止に向けて始動した。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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