ダルビッシュ、7回の危機脱出に球団ツイート大興奮「u×35」の「ユウウウ!」
失点許さぬ驚異の粘り、番記者がツイート「昨年から得点圏に走者を置いて33打数無安打」
レンジャーズのダルビッシュ有投手は5日(日本時間6日)、敵地マリナーズ戦に先発し、7回を投げて6安打5奪三振4四球で1失点(自責1)でクオリティスタートを達成した。同点の場面で降板したため、勝敗はつかなかったが、球団公式ツイッターは7回1死三塁の大ピンチを乗り切った日本人右腕の粘りのピッチングを「ユウウウウウウウウウウ」と絶叫ツイートで賞賛。番記者は得点圏にランナーを進めながらも土壇場で踏み止まった底力を高く評価している。
この日のダルビッシュはセーフコ・フィールドで苦しみ抜いた。7回を1失点に抑えたが、うち5イニングで先頭打者の出塁を許した。粘りの116球となったダルビッシュだが、この日最後のピンチは同点の7回に訪れた。
先頭のエレディアにフルカウントから四球を与えると、送りバントと暴投で1死三塁の失点危機を迎えた。正念場でダイソンをスライダーで空振り三振に斬ると、続くセグラにファウルで粘られながらも9球目でセンターフライに打ち取り、大ピンチを乗り切った。
25球の力投で7回を乗り切ったダルビッシュの奮闘に、レンジャーズの公式ツイッターも大興奮。「ユウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!」と「u」を35回も重ねる絶叫ツイートで称えた。
地元紙「ダラス・モーニングニュース」のエバン・グラント記者は、追い詰められた際に見せたダルビッシュの底力をツイッターでレポート。「シアトルは今夜RISP(得点圏に走者がいる場面)で6打数0安打。ダルビッシュは昨年からRISPで33打数で無安打に抑えている」と、ピンチでダルビッシュが見せる底力の強さを伝えた。
再三走者を背負いながらも、結局この日の失点は4回に打たれたカノのソロ弾のみ。要所で踏ん張りを見せるダルビッシュは防御率を2.76まで下げた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count