西武松坂、14年ぶり復帰一問一答 「早くブルペンに」「開幕1軍を」

練習終了後、取材に応じた西武・松坂大輔【写真:宮脇広久】
練習終了後、取材に応じた西武・松坂大輔【写真:宮脇広久】

14年ぶり復帰もユニ姿披露せず「練習の時にユニホームを着るのが好きじゃない」

 14年ぶりに西武に復帰した松坂大輔投手が1日、宮崎・南郷でキャンプインした。ファンは昨年のキャンプ初日(金曜日)に集まった1200人から約2倍増の2500人が集結。報道陣も昨年の53人から倍増の102人が押し寄せ、フィーバーの序章を思わせた。

 ブルペンには入らなかった松坂は練習終了後、報道陣の質問に答えた。主な一問一答は次の通り。

――初日の感想は。
「天気がよくて暖かかったけれど、疲れました」

――メーンスタジアムからサブグラウンドに降りるには、ビルの7階相当、135段といわれる階段を降りなくてはいけなかった。
「上ることは拒否しました」(上りには球団の車を利用)

――今後の調整は。
「思ったより暖かいですし、なるべく早くブルペンに入りたいですね」

――西武のメンバーも14年前とは一新されている。早く溶け込むには。
「僕の方から、なるべく声をかけていきたいです」

――今日のキャッチボールの力の入れ具合は何割くらいだったのか。
「6割くらいですかね」

――ウエートトレーニングの前と後にキャッチボールを計2度行ったのはなぜか。
「僕はだいたい、ウエートトレーニングの後にはキャッチボールを入れる。ウエートで終えてしまうと体が固まってしまう。トレーニングした部分をしっかり野球につなげる意図ですかね」

――ブルペンの出入り口付近で、ルーキーの宮川をはじめ、松本、高橋など“歴代ドラフト1位”たちが並んで投げ込むのを熱心に見ていた。
「単純に他人が投げるボールを見るのが好きで、興味をもって見ていただけです。球団としては、1人1人にしっかりチームを支えてほしいんだな、というのは伝わってきました。みんな、ポテンシャルは持っていると思いました」

――1999年のルーキーイヤーを思い出したか。
「いや、みんな力入ってるなあと思って見てましたね。僕の1年目は東尾さん(当時の西武監督)に、強制的にセーブされていた。変化球はOKが出るまでカーブしか投げなかった。今は実戦に入るのが早いし、みんな2月1日にそれなりの状態で来ていることがわかりました」

――チームメートの投手たちをライバルとみなしているか。
「やっぱり、競争の中で(先発)ローテなり、開幕1軍なりを勝ち取っていかないといけない」

――チームメートにアドバイスを与えたりとかは。
「まだ最初なんで、気になることはあったが、僕から言ったりはしない。聞かれれば答えますけどね」

――14年ぶりに西武のユニホームを着ることになった気分は。
「デザインも変わってますからね……。特に何も思わなかったかもしれないですね」

――背番号16こそ付いていたが、終始ユニホームを着ないでウインドブレーカー姿だった。
「あまり練習の時にユニホームを着るのが好きじゃない。着なきゃいけないとなれば着ますが、ブルペンにもジャージで入ることがあるくらいですから。今日は、一応持っては来ましたが、そのまま着ないでランドリーに出しました」

――今日一番印象に残ったのは、やはり階段か。
「そうですね。降りる時に、長いな、と思いました。帰りに上っていく自分の姿をイメージできなかったので、車に乗せてもらいました」

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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