0発&打率1割台で退団の元DeNAロマック、韓国SKと契約 今季3Aで大活躍
WBCは打率.125も…3Aでは25試合で11本塁打、4月の月間MVPにも選出
昨季限りでDeNAを退団したジェイミー・ロマック内野手が、韓国のSKワイバーンズと契約したと米CBSスポーツ電子版が報じた。SKは現在、元日本ハム指揮官のトレイ・ヒルマン氏が監督を務めている。
ロマックは昨季、DeNAに入団。米マイナー通算200発の実績でクリーンアップ候補として期待されたが、開幕から打撃成績が上がらずに4月に早々と2軍落ち。シーズンを通じて1軍に定着できず、出場30試合で71打数8安打の打率.113、2打点、0本塁打という成績でオフに自由契約となっていた。
その後、パドレスとマイナー契約を結び、米球界に復帰。今年3月にはカナダ代表の一員として3月の第4回WBCに出場した。カナダは1次ラウンドで米国、ドミニカ共和国、コロンビアと同じ厳しい組に入り、3戦全敗に終わったが、ロマックは全3試合に出て、8打数1安打5三振の打率.125に終わった。
しかし、パドレス傘下3Aエルパソでは開幕から絶好調。ここまで25試合で打率.347、11本塁打、25打点、OPS(出塁率+長打率)1.192という驚異的な成績を残していた。4月は打率.372、11本塁打、25打点で、パシフィック・コースト・リーグの月間MVPにも選出。華麗な“返り咲き”を見せていた。
CBSスポーツは「ロマックは3Aのエルパソで絶好調であり、25試合でOPS1.192を記録している。ロマックがどれ程の期間、韓国でプレーすることになるかは現時点で明らかになっていないが、打者有利の韓国球界ということもあり、一定以上の出場機会を得るチャンスも大いにあるだろう」と予想している。
日本では失意のシーズンを送り、1年限りで退団となったロマック。だが、打高投低で知られる韓国では、3Aと同じように打撃爆発となるか、注目が集まるところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count