苦闘ロッテに小さな光、清田が327日ぶり一発 起用に「少しでも応えたい」
打率.138と低迷も「使ってくれている監督に感謝して…」
6日にチームの総本塁打数がようやく2桁の10本に届いた大砲不在のロッテに、少しだけ光が差した。2-8とソフトバンクに力負けした7日、0-6の5回に清田が寺原の145キロ速球を捉え、中堅バックスクリーンへ今季1号のソロアーチをかけた。
2016年6月14日の交流戦・中日戦以来、327日ぶりのホームランで「ずっと悪かったんで、この一本できっかけをつかんでくれれば」と伊東監督も復活を願う。清田本人も「最近少しずつ、バッティングの感じが良くなってきて、自分のタイミングで打つことができている」と手応えを示した。足を上げるのを少し早めることでタイミングが合ってきたという。
「この打率(.138)で使ってくれている監督に感謝して、少しでも応えたい。ホームランを打つバッターではないので、右中間、左中間へ強い打球を打とうとしている。みんな(5日に4号ソロアーチを放った)大地(鈴木)につられて良くなってくれれば。僕も頑張ります」
井口、福浦のベテランを除けば、シーズン2桁ホームランの実績があるのは清田だけ。爆発が期待される。
【了】
細野能功●文 text by Yoshinori Hosono