ロイヤルズ名二塁手、ア軍サイン盗みに激怒 「ステロイドより悪い」「裏切られた思い」
メリフィールドは2017年&18年盗塁王、昨季は最多の206安打をマークした
米球界を騒然とさせているアストロズのサイン盗みについて、他球団の選手が次々と怒りの声を挙げている。ロイヤルズの二塁手、ウィット・メリフィールド内野手は「ステロイドより悪」と断じた。ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」が伝えている。
NJ.comは「アストロズのサイン盗みはステロイドより悪であるとウィット・メリフィールドは不満をぶちまけた」とのタイトルで報じた。「メリフィールドによると、アストロズのサイン盗みは詐欺行為だということだ。彼は怒っている」と伝えている。
記事によると、メリフィールドはMLBネットワークの番組「ハイヒート」で、クリストファー・ルッソ氏のインタビューに答えた。メリフィールドは「サイン盗みとステロイドは似ている。ただ、ステロイドは間接的に騙すこと。自分の体に毒を入れてプレーして、それで上手くいくように願っている。アストロズがしたことは直接的に騙すこと。有利になるような影響がストレートに出る。これで、アストロズの選手がやってきたことは、全て信用できなくなった」と断じている。
さらに「ゴミ箱叩きがたまたまばれたけど、そんなことをしていたのなら多分他の方法でもいろいろやっていたと思う。それらはばれなかっただけ」と指摘し、「メジャーリーグにとっては良くないよね。選手たちはみんな仲間であるべきなのに本当に残念だ。これを教訓に、こんなことが2度と起こらないようにしないといけない。他の選手たちとも話したけど、みんな僕と同じように思っているようだった。裏切られたという思い強い」と不満をぶちまけている。
31歳のメリフィールドは2017、18年に盗塁王を獲得。昨季は全162試合に出場して打率.302、両リーグ通じて最多の206安打、16本塁打、74打点をマークした。アストロズのサイン盗みを巡っては、米ラジオ番組で「2018年に関しては、アストロズについて明らかになったことにより、僕は自分がオールスターだったと考えるよ。アルトゥーベに奪われたんだからね」と発言。2018年のオールスターにアストロズのホセ・アルトゥーべ内野手が選ばれ、自身が選出されなかったことことに不満を示していた。
(Full-Count編集部)