韓国“逆輸入”テームズがリーグ2位12号 韓国で対戦の敵投手賛辞「驚きない」
テームズが10試合ぶり一発、監督称賛「素晴らしい打撃を見せ続けている」
今季韓国球界からメジャー復帰を果たしたブルワーズのエリック・テームズ内野手が7日(日本時間9日)の敵地パイレーツ戦で10試合ぶりの本塁打を放った。リーグ2位の12本塁打目を含む3安打2打点の活躍。開幕から本塁打を量産した30歳の久しぶりの一発に敵投手からも称賛の声が寄せられている。球団公式サイトが「テームズは12号本塁打を放ち、スランプを抜け出す」との見出しで特集している。
テームズは3点リードの9回にダメ押しとなるソロ弾をマーク。4月に11発と本塁打を量産したスラッガーにとって10試合ぶりの一発となった。この日はシングルヒット、二塁打、本塁打を放ち、4打数3安打2打点の活躍。打率も.324に上昇し、12本塁打はリーグ2位、メジャー全体でも3位につけている。
チームの6-2の勝利に貢献したテームズを球団公式サイトも試合後に特集。クレイグ・カウンセル監督は記事の中で「彼は素晴らしい打撃を見せ続けている」、「いいペースだよ。彼は非常に素晴らしいシーズンを送っている」と称賛している。
また本人はここまで寒さに苦しんだことを明かし、「遅延もあったし、タイミングが悪かった。ルーティンも途切れてしまった。だから今回はチーム全体にとってよかった思う。太陽が顔を出した。バットが火を噴くには素晴らしい日だった」と振り返ったという。
この日の活躍には相手投手も賛辞を贈っており、韓国球界でも対戦経験があるという右腕リンドブロムは記事の中で「おそらく、過去2年間で僕が見た中で最高の打者だよ。信じられないほどだった。彼はここへ来て、自分自身がすべきことやっている。驚きはないよ」と語っている。
今季3度目の3安打をマークし、最終打席で豪快な一発を放ったテームズは再び本塁打を量産するか――。韓国の通算3シーズンで124本塁打を放ち、今季メジャーに“逆輸入”された強打者に注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count