横浜DeNA、悲願のCS出場へ最大の難関 グリエルは残留できるのか
巨人も獲得準備を進めるグリエル
プロ野球はオフシーズンに入り、外国人選手の去就問題も表面化してきた。米国ではウインターミーティングが開幕。多くの日本の渉外担当も開催地のサンディエゴに渡っている。
ロッテはキューバの好打者、デスパイネ外野手と2年5億の複数年契約で残留交渉が合意に達した。もっとも難題とされていた主砲の交渉がまとまり、球団内は安堵に包まれた。
一方で、長期化の様相を見せているのが、今季途中から横浜DeNAでプレーしたキューバの至宝、グリエル内野手。残留を目指し、担当者がキューバへ交渉に渡っている。
今季は6月に入団し、62試合で3割5厘、11本塁打、30打点と活躍した。こちらも複数年契約を提示する予定というが、なかなか簡単にはいかない状況だ。DeNA入団前から興味を持っていた巨人も獲得準備を進めていると見られている。今後、順番に交渉をし、各球団とも本人の心を揺さぶっていく。
帰国時には横浜DeNAへの残留を望む言葉を残したグリエル。だが、金額、契約年数だけでなく、クリアしなくてはならない問題が多くある。起用方法や、キューバ政府が育成のために若手選手をセットで獲得させたいという意向を持っていることなど、付帯条件がついてまわる。グリエルを含むキューバ側は、すべては条件次第との考えのようだ。