初ブルペンの西武松坂、キャンプ中に打撃投手も 「状態次第ではあるかも」

西武・松坂大輔【写真:宮脇広久】
西武・松坂大輔【写真:宮脇広久】

中日在籍時の昨年夏以来のブルペンで、捕手を立たせて16球を投げた

 西武に14年ぶりに復帰した松坂大輔投手が3日、宮崎・南郷キャンプで初めて背番号「16」のユニホーム姿を披露。初めてブルペンに入り、昨季のMVP森友哉捕手を立たせた状態で背番号と同じ16球を投げるなど、精力的に動いた。松坂の一問一答は以下の通り。

――キャンプイン後初めてユニホーム姿を披露した

「周りもみんなユニホームを着ていたし、いい緊張感でできました」

――ブルペン投球を振り返って

「はじめにしては良かった。6~7割くらいの力で投げました。ボールどうこういう段階ではない。そこは気にしていないです」

――ボールを受けた森とは
「『ストレートは力ありましたよ』と言ってもらって。自分ではそこまで手応えがなかったですが、今の時期としては、ということだと思います」

――肩の状態は

「僕は感覚でやっているので難しい。でも自主トレでも入ってもいいかなと思っていた。悪くはないと思います」

――ブルペンに入ったのは
「去年の夏以来ですね。悪くなかった。自分がどの程度の状態か確認したかったので。16球はたまたま。15から20球くらいと考えていた。(ブルペン入りは)昨日(2日)の時点で思っていた」

――試合で投げる状態を100とすると

「試合で投げられる状態を100とすれば、開幕にギリギリ間に合うくらい。目一杯の状態で開幕を迎えるのではなく、シーズンに入ってからもう一段階上げられるようにしたい。余裕を持った状態でシーズンに入れたらいい」

――キャンプで捕手を座らせるか、打撃投手は

「分からないが、膝を立てて構えてもらうくらいにはなるかもしれない。打撃投手は状態次第であるかもしれません」

 中日在籍時の昨年は、沖縄・北谷キャンプ中にファンと接触した際に右腕を引っ張られ右肩を痛めてシーズンに影を落とした。1年前と比べれば雲泥の差。古巣に戻った松坂が、どのように復活ロードを歩んでいくか。注目せずにいられない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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