ソフトB松本裕、1軍合流で強打者として実力発揮!? 投手陣打撃練習で2連発
4日の2軍戦では完封勝利「状態がいい時に上がれた」
ソフトバンクは8日に登録を抹消した摂津正投手に代わり、9日に松本裕樹投手が今季初の1軍昇格を果たした。この日から投手陣の打撃練習が始まり、1軍合流直後の練習がいきなり打撃からという形になった松本は、強打者としての実力を発揮した。
この日から始まった投手陣の打撃練習。上林誠知のバッティンググローブをつけて左打席に入った松本がバットを振り抜くと、打球はライトスタンドの座席にあたり乾いた音を響かせた。さらに続く打球もライトスタンド前列まで届く2連発。高校通算54本塁打をマークした“長距離砲”は、初めてのヤフオクドームでの打撃練習に「いい気分転換になりました」と笑顔を見せた。
4日の2軍戦では、本職の投手としてオリックス2軍を相手に被安打4で完封勝利を挙げたばかり。「自分の状態がいい時に(1軍に)上がることができた。思ったように投げられているし、指にもかかっている」と自信を見せる一方で「去年(の1軍昇格)は消化試合の時期でプレッシャーもなかったが、今回は自分の力が試されるという違いがある」とも語る。
まずは中継ぎとしての起用となるだろうが、シーズン序盤の緊張感を自分の力に変えて1軍で結果を残したい。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura