DeNAルーキーに明暗 先発濱口は4回6失点最短KO、尾仲は無失点デビュー
ドラ1とドラ6が登板、濱口は2回まで好投も…
DeNAのドラフト1位ルーキーの濱口遥大投手が9日、長良川球場で行われた中日戦に先発し、4回6失点で最短KO降板を喫した。
1回は荒木、堂上から連続三振を奪うなど、2回までは走者を許さず、球数も24球と上々の立ち上がりを見せたが、3回に中日打線につかまった。
先頭のゲレーロにレフト前に運ばれ、木下拓へ四球。鈴木の犠打で二、三塁とされると暴投で1点を失う。堂上にもタイムリーを許されると、ビシエドには2死一塁から右翼席へ低い弾道の5号2ランを放たれ、5点を失った。
さらに4回にはゲレーロに左中間への6号ソロを浴び、マウンド上でがっくりと肩を落とした。5回の攻撃では打順が回ってきたが、代打を送られて交代。濱口は6試合目の登板にして、5回をもたなかったのは初めてで、6失点も自己ワースト。篠原投手コーチは「立ち上がりは良かったが、3回は投球テンポが同じになり、5失点に繋がってしまった」と分析した。
濱口に代わり、5回から2番手のマウンドに上がったのは、この日、1軍に初昇格したドラフト6位の尾仲。先頭の荒木から3球で初三振を奪い、堂上、ビシエドの長短打などで2死二、三塁とされたが、平田を遊ゴロに抑えた。6回には簡単に2死を奪い、木下拓には四球を与えたが、続く代打・高橋を投ゴロで切り抜けた。7回の打席で代打を送られて交代。2回2安打、無失点デビューとなり、地方球場で“ルーキーズ”が対照的な投球内容となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count