横浜DeNAが岡島秀樹との契約合意を発表 38歳左腕は新天地で輝けるか
今季ソフトバンクを戦力外に
横浜DeNAが10日、ソフトバンクを戦力外となっていた岡島秀樹投手(38)と契約が合意に達したと発表した。後日、入団会見を行う。
今季は大原や林が左のセットアッパーとして投げてきたが、大原は左肩痛で開幕が微妙。そこに岡島が加わることで、その不安は解消される。久保、井納、モスコーソらを擁する先発陣は整ってきたため、ブルペンの強化は悲願のクライマックス・シリーズ進出に直結する。
岡島は1993年のドラフト3位で巨人に入団した左腕。投げる瞬間に打者の方を向かない独特な投球フォームでリリーフとして活躍。2000年と2002年には日本一に貢献した。2001年には抑えで25セーブをマーク。06年に日本ハムの古城茂幸、實松一成との1対2の交換トレードで日本ハムへ移籍。同年のオフにFAでメジャー挑戦、レッドソックスへ移籍した。
メジャーでは07年から11年、13年でプレー。12年はヤンキースでプレーする予定だったが、契約が破談になる事態になり、ソフトバンクでプレーした。12年は肩の問題が取り沙汰されたこともあったが、56試合も投げて、防御率0・94の成績を残した。
今季は日本通算500試合、日米通算800試合登板を達成するなど44試合に投げ、4勝4敗、防御率2・11の成績だったが、若手にチャンスを与えるという球団側の方針もあり、構想から外れていた。
日本通算は539試合 38勝38敗。50セーブ、72ホールド、防御率は3・13。メジャー通算では266試合、17勝8敗、6セーブ、84ホールド。防御率3・09。ベテラン左腕の新天地での活躍が期待される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count