前田健太メジャー最長9回途中2失点の快投で3勝目 初完封目前も一歩及ばず

9回無死一塁からセルベリに2点弾、スタンディングオベーションで降板

 今季3勝目を目指すドジャース前田健太投手は10日(日本時間11日)、本拠地でのパイレーツ戦に先発。8回1/3を1被弾を含む5安打無四球5奪三振2失点の快投で3勝目(2敗)を飾った。防御率は5.03。メジャー初完封まで3アウトと迫ったが、惜しくも一歩及ばず。チームは5-2で5連勝となった。

 初回は先頭ハリソンにいきなり左翼へ二塁打を運ばれるが、後続3人を退けて無失点で切り抜けた。すると、その裏に味方打線が爆発。2死一塁からベリンジャーが6号2ランを中堅へ運ぶと、なおも安打と四球で2死一、二塁でアットリーが左翼へ適時打を放ち、一挙3点を先制する。

 前田は3回2死から再びハリソンに左前打されるまで8者連続凡退とする快投を披露。3回の最終打者から、6回2死でセルベリに右前打されるまで、今度は打者9人を連続凡退に仕留めた。

 その後も快投は止まらない。打たせて取るピッチングで7回、8回を3者凡退。9回先頭ハリソンにレフト前ヒットを許すと、続くセルベリに2点弾を許し、完封ならず。マカッチェンからこの日5つ目の三振を奪ったところで、104球(75ストライク)を投げて降板した。

 マウンドを継いだ2番手デイトンが後続2人を打ち取って試合終了。前田はメジャー初完封こそ逃したが、移籍後最長となる8回1/3を2失点とする快投劇でチームを5連勝に牽引した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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