755発ハンク・アーロン氏、“サイン盗み”ア軍選手を糾弾「永久追放されるべき」
サイン盗みをしたアストロズ選手は処分なしで妥当?「いいや、そう思わない。永久追放されるべき」
歴代2位の通算755本塁打、歴代最多2297打点を誇るハンク・アーロン氏がサイン盗みに関わった選手たちは永久追放されるべきだと主張した。米テレビ局「CBSスポーツ」など米複数メディアが伝えている。
アストロズを巡っては、1月13日(日本時間14日)にMLBが調査結果と処罰を発表し、アストロズのジェフ・ルーノーGMとAJ・ヒンチ監督に対して1年間の報酬なしの停職、2020年と2021年のドラフト1、2巡目の指名権剥奪と罰金500万ドル(約5億4700万円)の処分を科された。この厳罰を受けて、アストロズはルーノーGM、ヒンチ監督を即解雇。当時ベンチコーチだったレッドソックス・コーラ監督、所属選手だったメッツのベルトラン新監督もそれぞれ解任されたが、アルトゥーベら所属選手には一切処分が科されなかった。
米球界を揺るがす一大スキャンダルはまだまだ収まりそうもない。そんな中で、アーロン氏は米テレビ局「NBC」の番組「トゥデイ」に出演。司会者の「この罪への処分は見合っていると思いますか?」との問いかけに、こう答えたという。
「いいや、そう思わない。関わった人は永久追放されるべきだと思う」
これまで筋肉増強剤など薬物使用疑惑の選手に対しても厳しいコメントをしてきたレジェンドの怒りの発言。「CBSスポーツ」は、「史上最高の選手の1人が『サイン盗みに関わったアストロズの選手たちは永久追放されるべきだ』と思っている。これは少し厳しいように思えるが、監督とGMが1年間の停職処分を受けたのに対し、選手は誰も処分を受けていないのは不思議である。そうした選手たちにとって幸運なことに、ハンクは処分を下す立場にはない」と伝えた。
サイン盗みを犯して17年ワールドシリーズ制覇したアストロズへ、各方面から厳しい視線が向けられている。
(Full-Count編集部)