本塁打&打点はリーグトップタイ デスパイネが貴重な働き

ホークスの勝利に貢献の助っ人「いいリズムができている」

 勝利を大きく手繰り寄せる1発になった。ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手が11日のオリックス戦(ヤフオクD)で、キングトップに並ぶ9号3ランを放った。

「走者が三塁にいたので、何とかフライを打とうと思っていた。非常に良かった」と振り返ったのは7回。内川の右中間への適時二塁打でリードを3点に広げた直後の第4打席だ。2ボール2ストライクからの5球目。オリックス3番手・赤間のチェンジアップを捉えた。低い弾道で飛んだ打球は、右翼ホームランテラス席へと消えた。リードを6点に広げるアーチを放ち、西武・中村、オリックス・T-岡田に並んだ。

 2回の第1打席では左前安打を放ち、上林の右犠飛で先制点のホームも踏んだデスパイネ。ここまでの打率は.240だが、9本塁打29打点は、ともにリーグトップタイ。本塁打を打った試合は8勝1敗。ここぞ、という1発が、その存在の大きさを物語る。

 チームは今季4度目の同一カード3連勝として、貯金も今季最多の9とした。「いいリズムができているので、これを継続していきたい」とデスパイネ。今季、ロッテから加わったキューバ人助っ人は重要な働きを見せている。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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