ア軍前監督ヒンチ氏、サイン盗みを“懺悔”「我々が引き起こしたこと」

サイン盗む問題でアストロズ監督を解任となったAJ・ヒンチ氏【写真:Getty Images】
サイン盗む問題でアストロズ監督を解任となったAJ・ヒンチ氏【写真:Getty Images】

AJ・ヒンチ氏がサイン盗みで監督解任後初めてインタビューに応じる

 サイン盗み問題で解任されたアストロズ前監督のAJ・ヒンチ氏が、MLBネットワークのインタビューに応じた。ヒンチ氏が公の場でコメントするのは監督解任後初めて。「私は(サインを盗んだことで)どのようなアドバンテージがあったか、何が起こったか、そうでなかったら何が起こっていたかを正確に指摘することはできませんが、これは我々が引き起こしたこと」と“懺悔”した。

 17年にアストロズ監督としてワールドシリーズ制覇に導いたヒンチ氏。これまでサイン盗みが自らの指示でないこと、さらには関わっていないことを声明を出している。今回のMLBネットワークのインタビューではトム・バードゥッチ記者からの「タイトルは汚されたか?」との問いに、毅然とした表情でこう答えている。

「人によって結論は異なると思います。このチームの才能、選手たち、彼らのキャリアによって示されることで、同じチームに球界最高の選手たちが何人もいるわけですが、時間をかけて、そうでないと証明されることを願っています。しかし、その質問は理解できます。それを受け止め、前進し、良いプレーをしなければなりません。残念ながら、誰もその質問(タイトルは汚されたか?)に回答することはできません。私はどのようなアドバンテージがあったか、何が起こったか、そうでなかったら何が起こっていたかを正確に指摘することはできませんが、これは我々が引き起こしたことです」

 サイン盗み問題でホセ・アルトゥーベ内野手ら所属選手には一切処分が科されなかった。米球界を揺るがす一大スキャンダルの当事者となった元指揮官は、かつての“愛弟子”たちが再び実力を示すことを期待しているようだ。

 解任直後には「メジャーリーグの監督として、最高の方法で野球を見せる、公正性を持って選手とスタッフを導くことは私の責任。サイン盗みを私が承認していなかったこと、携わっていなかったことは一貫して証拠が示していますが、私は止めることができず、深くお詫び申し上げます」と声明を出していた。

(Full-Count編集部)

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