田中将大、好相性の女房役移籍も「受け入れてます」 悲願の世界一へ渡米
一方で寂しさも「投球、配球に対する価値観は近い。組んでて楽しかった」
今季で7年契約の最終年を迎えるヤンキースの田中将大投手。オフには2016年から4年間に渡って女房役を務めてきたオースティン・ロマイン捕手がFAとなってタイガースに移籍したが、「やっていくことに変わりはない」と平常心で新シーズンのスプリングトレーニングに臨む。
田中は7日、羽田空港から渡米。出発前に取材に応じ、「彼だけがいなくなるわけじゃないし、毎年毎年選手の入れ替わりがあるので、それはもう向こうでやっている一部として受け入れています」と語った。ロマインとは通算39試合でバッテリーを組み、防御率2.77の好成績。正捕手のサンチェスとは61試合で防御率4.40であることから相性の良さがわかる。
「彼と組むのは楽しかったですし、投球、配球に対する価値観は近いものがあったので、組んでてすごく楽しかったなと思う部分はあります」
寂しい気持ちもあるが開幕はもうすぐそこ。「組めないのは残念ではありますけど、誰がキャッチャーであれしっかりとコミュニケーションをとって、いい投球をするためにやっていくことに変わりはない。そういう作業は今年もやっていきながらいい投球をできればと思います」とこれまでと変わらずに着々と準備を進めていく。
今季終了後にはFAとなる。「1年間しっかりとチームのために働いて、ワールドシリーズ制覇を目標にしっかりとやっていきたいと思います」。ヤンキース最終年となるかはまだ分からないが、まずは悲願の世界一へ向けて全力を注ぐ。
(工藤慶大 / Keita Kudo)