ソフトB中田、首位・楽天との一戦に先発「ゲーム差を縮められるように」
熊本・藤崎台では初登板「早くマウンドに慣れたい」
13日、熊本での楽天戦に中7日で先発するソフトバンク・中田賢一。11日に誕生日を迎えたばかりの右腕は「しっかり攻めていきたい」と、35歳になっての初登板で自身3連勝を狙う。
中田は4月28日のオリックス戦からストレートの勢いを取り戻し、工藤公康監督の誕生日(5日)には8回2失点の粘投を見せてウイニングボールをプレゼントした。中7日で迎える楽天戦は、自身初の熊本での登板となる。
「熊本は行ってみないと分からないが、地方球場は初めてではないので早くマウンドに慣れたい。熊本のファンは年に一度の試合を楽しみにしているだろうし、相手は首位の楽天なのでゲーム差を縮められるように。左打者が多くなるだろうが、高低左右を大きく使ってしっかり攻めていきたい」
北九州市立大学時代のチームメートが熊本で被災し、中学・高校・大学時代の仲間のラインを通して支援を続けていたという福岡出身の中田。同じ九州人として被災地のファンに勝利を届けるため、首位・楽天に立ち向かう。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura