ロッテ新助っ人パラデス、1軍昇格「神に感謝」 伊東監督「一気に爆発」期待
パラデス「浦和はきつかった」
打撃不振で4月21日から2軍落ちしていたロッテの新外国人パラデスが久しぶりに1軍復帰した。14日、東京ドームの日本ハム戦の試合前に開口一番、「神様に感謝したい。(2軍の)浦和はきつかった。電車だし、試合開始が1時で朝早かった」と久しぶりの復帰を喜んだ。
試合前、伊東監督は「打撃フォームを色々考えながら、チャレンジしていたようだ。(ハム先発の)メンドーサは鋭いフォークがあるわけでもなく、ツーシーム、チェンジアップで、多分バットに当たるでしょう。前半遅れた分、一気に爆発してもらわないと」と話し、13日に2本塁打を放ったダフィーとともに、外国人野手2人体制の相乗効果に期待した。
2軍では打率2割5分ながら1本塁打3打点。監督、コーチからメンタル面、技術面を含めて色々アドバイスをもらったという。「どの球も追っかけていき、身体が突っ込んでいたので、ステーバックと色々考えすぎず、ボールに強いスイングでコンタクトすることを心掛けた」とパラデス。「日本のピッチャーの配球は素晴らしく、カウント3-0からでも平気で変化球を投げてくる。(それも)ボール球の変化球を振らされる」と話し、日本の野球へいかに順応するかが大きな課題だ。
4月20日のソフトバンク戦以来、24日ぶりの1軍昇格。アップからプラスチックのマドラーを口にくわえながら、「リラックスするため」と怪気炎を上げていた。
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細野能功●文 text by Yoshinori Hosono