ホークス乳がん撲滅活動 鳥越Cも声詰まらせながら早期受診呼びかけ
ソフトB、乳がん撲滅・早期受診を呼びかけ
14日、ソフトバンクは女性ファンのための「タカガールデー」を開催した。母の日でもあり、入場者の約9割が女性というイベントに合わせ、乳がんの撲滅・早期受診を啓蒙するピンクリボン活動にさまざまな形で協力。その一環として、試合前にコーチ・選手によるピンクリボングッズの配布が行われた。
この日は、ヤフオクドームの外周コンコースにあるステージに鳥越裕介コーチ、五十嵐亮太、中田賢一、サファテ、森唯斗が登場。事前に申し込みした女性ファンにピンクリボングッズを手渡した。
冒頭、愛妻を乳がんで亡くした経験をもつ鳥越コーチは、途中で言葉を詰まらせながら多くのファンに乳がん早期発見の大切さを訴えた。
「このイベントも今年で9回目になります。私も約10年前に妻をがんで亡くしました……(言葉に)詰まりますね。これくらい本人も周りもきついです。乳がんは早期発見、早期治療で治せる病気です。今日家に帰ったら、どうかお母さんに『大丈夫?』と言ってください」
この日の試合では、ピンクリボンマークがついたネクストバッターサークルと内野ベースを使用。ソフトバンクの選手はピンクリボンのワッペンがついたキャップを着用し、後日、このキャップにサインを入れてピンクリボンチャリティーオークションが実施される。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura