元巨人の「ドラ7コンビ」はハマの救世主になれるか

DeNA入団の東野を支える林の存在、「一緒に戦力になっていけたら」

 横浜DeNAは今オフ、着実に補強を進めている。その中でも先発ローテ候補として期待がかかるのは右腕の東野峻投手。巨人で2011年に開幕投手を務め、その後、オリックスに移籍。今季終了後に戦力外となると、DeNAがトライアウト後すぐに獲得に乗り出し、契約がまとまった。

 オリックスを戦力外になった後、野球をやめようと思った東野を思いとどまらせたのは、兄貴的な存在だった巨人の内海哲也だったという。電話で連絡すると、現役を続けることを強く説得された。

 そして、東野には新天地でも心強い存在がいる。今年、セットアッパーとしてチームのリリーフ陣を支えた左腕の林昌範投手。内海と同じように、巨人時代の先輩だ。

 林は東野を2005年の新人イヤーから知っている。DeNA入りが決まった後、「連絡はもらいました。僕は彼のいい時を巨人で見ていますから。連絡をくれたことはうれしいですし、僕もかわいがっていた後輩だったので、来年、一緒に戦力になっていけたらいいと思う」と素直な気持ちを明かした。

 1983年生まれの林は、2001年のドラフト会議で7位指名を受け、市立船橋高校から巨人に入団。背番号は96だった。1年目(2002年)は1軍登板はなかったが、2年目(2003年)に15試合に投げ、飛躍の年につなげた。3年目(2004年)には背番号が30に変わり、1軍に定着するようになった。

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