2017年アストロズ在籍野手がサイン盗みを“初謝罪” 「全てを後悔している」
ツインズ在籍のゴンザレスは2012年から18年までアストロズでプレーした
2018年までアストロズに在籍したツインズのマーウィン・ゴンザレス内野手が11日(日本時間12日)、サイン盗みについて謝罪した。米全国紙「USAトゥデー」の記者ボブ・ナイチンゲール氏は「2017年に所属していたアストロズの野手で、サイン盗み騒動を謝罪したのは、マーウィン・ゴンザレスが初めて。現在はツインズに所属するゴンザレスは、サイン盗みをせずに世界一になっていたかどうかを知るのは不可能だと語っている」と伝えた。また地元紙「ヒューストンクロニクル」によると、「2017年に起きたこと全てを後悔している」などと語っている。
30歳のゴンザレスは2012年から18年までプレー。17年は134試合出場、打率.303、23本塁打、90打点の成績を残した。
ゴンザレスは「2017年に起きたこと全てを後悔している。組織ぐるみで僕たちがしてしまったことに対してね。僕たちがしたことで影響を受けてしまった選手たちに対しても後悔しているよ」として、サイン盗みをしたとされる当時のアストロズの一員としての苦しい思いを明かしている。
さらに「(17年の世界一がサイン盗みによって色あせてしまうかどうかは)何とも言い難いものがある。なぜなら、僕たちは過去10年で最高のチームの一つだと僕は今でも思っているから。素晴らしい才能も揃っていた。(今回のサイン盗み騒動を)取り消すことができるのならそうしたいけど、僕らにはどうすることもできない」とも語っている。
大リーグ機構の調査では、アストロズはビデオカメラで相手捕手のサインを盗み、ゴミ箱を叩くことで打者に球種を伝えたという。大のアストロズファンのトニー・アダムス氏は2017年に行われた本拠地試合のゴミ箱を叩く音をチェック。同氏の調査結果を報じた「NBCスポーツ」によると、ゴンザレス(現ツインズ)の時にその音が最も多く聞こえ、776投球中147回だったという。
(Full-Count編集部)