前田健太の基本年俸3.3億円は「信じられない低価格」 ツインズに「様々なオプション」
米メディアが検証、同レベルの投手では「少なくとも5倍の価格」と指摘
ドジャースの前田健太投手がツインズへ移籍することが決まった。当初はレッドソックスも絡んだ大型三角トレードで移籍すると報じられていたが、結局は両チーム間のトレードで決着。三角トレードが浮上した時点で、この契約がどのようにツインズに影響するかを検証していたのが、MLB公式サイトだ。ツインズで前田はどのような役割を要求されるのだろうか。
先発投手が必要だったツインズで、前田はホセ・ベリオス投手、ジェイク・オドリッジ投手に次ぐ3番手の先発投手となりそうだ。「マエダには実績があり、耐久性が抜群、そして、しばらくの間はコストも良心的である」と記事は指摘。前田の契約は出来高重視で、基本年俸は300万ドル(約3億3000万円)に抑えられており、これに開幕ロースター入りや先発登板数、登板イニング数に応じてのインセンティブが設定されている。
またローテーションでの活躍のみならず、ポストシーズンでの通算32回2/3で防御率3.31という成績も魅力だという。「39歳で手術から復帰中のリッチ・ヒルにもし何か起こった時の確実な保険となる」と、10月の活躍にも期待を寄せる。前田は、ポストシーズンはここ3年連続で中継ぎとして投げていることもあり、「救援投手としての経験が豊富なこともツインズにとってはプラス」と多くの“オプション”となりえる存在だと分析した。
米スポーツメディア「ジ・アスレチック」も前田を3番手の先発投手として紹介。「コストはローテーション半ばの先発投手としては、信じられないくらい低価格で、彼と同じようなレベルの投手は、フリーエージェントのマーケットでは少なくとも5倍の価格がする」と“格安”であることを強調していた。
(Full-Count編集部)