ロッテ林本部長、補強は「可能であれば4番」、伊東監督への信頼「変わらない」
チーム状況憂慮も指揮官への信頼強調「伊東さん中心で」
自力Vが消滅した16日の西武戦後、ロッテの林球団本部長はチーム状況を憂慮しながら、改めて補強の前倒しと、伊東監督への信頼は変わらないことを強調した。
「後ろ(抑え)も含めて、ピッチャーの可能性もないとは言えないが、可能であれば4番。そう都合よくはいかないでしょうが……。(交渉の進捗に関しては)100パーセントになった時点でお話しします」と同本部長。「ここまでの打撃不振は想像できなかった。塁に出ないし、作戦も出来ない悪循環。誰かに頼らず、自分で何とかするという思いでやってもらうしかない。いつもの力に戻そうということ。無理を言っているわけではない」と、補強もさることながら、現有戦力の奮起を促した。
昨年の防御率1位の石川は早ければ、23日のソフトバンク戦に先発し、左脇腹を痛めていた角中も今週末には1軍合流の見込み。「普通にいつものペースに戻ってくれれば十分。(監督への信頼は)変わらない。伊東さん中心で本来の力を発揮してほしい」と話した。
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細野能功●文 text by Yoshinori Hosono