鷹・甲斐、ノムさん「19」初陣は2安打1本塁打 「自覚、責任を持ってやらないと」
2回の初打席でいきなり本塁打「今までやってきたことをしっかりと出せた」
ソフトバンクの甲斐拓也捕手が、キャンプ初の実戦となった紅白戦でチーム初本塁打を含む2打数2安打2打点と暴れた。宮崎キャンプ第3クール最終日となった13日、今キャンプで初となる紅白戦を実施。2回の今季初打席でいきなり左中間席に飛び込む2ランを放った。
今季のチーム“1号”は甲斐が放った。白組の「6番・捕手」で出場すると、2回1死一塁で育成選手からの支配下昇格を目指す尾形崇斗投手と対戦。売り出し中の右腕のボールを捉えると、打球は左中間最深部スタンドの芝生の上で弾んだ。
さらに4回2死一塁で迎えた第2打席でも中前へと落とす安打。送球間に二塁を陥れて、チャンスを拡大。初実戦でいきなり2打数2安打1本塁打と活躍し「しっかりと叩けたかなと思いますし、感触も良かった。今までやってきたことをしっかりと出せた」とうなずいた。
11日に急逝した野村克也さんが南海時代に背負った背番号「19」を今季から継承した甲斐。19番で臨む初打席で本塁打、初実戦で2打数2安打と好スタート。「やらないといけないですし、求められるものは大きくなる。今まで以上の数字を残さないといけないですし、自覚、責任を持ってやらないといけない1年」と気持ちを引き締め直していた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)