ファームで英才教育中…15年ドラ1右腕ホークス高橋が見せた直球の進化

17日の2軍戦で緊急降板も大事には至らず…「大丈夫です」

 ソフトバンク期待の若鷹が冷や汗をかいた。17日、ナイターで行われたウエスタン・リーグ中日戦(タマスタ筑後)。この日の先発マウンドに上がったのは、2015年のドラフト1位・高橋純平投手だった。

 5回。一度はマウンドに登った右腕だが、投球練習中に若田部健一2軍投手コーチがトレーナーを伴ってマウンドへ。言葉をかわすと、トレーナーに付き添われて、背番号47はベンチへと下がっていった。水上善雄2軍監督は、島袋洋奨への投手交代を告げた。

 前日16日には、1軍のオリックス戦(京セラD)で千賀滉大が背中の違和感を訴えて、初回に緊急降板したばかり。1軍と2軍での違いはあれど、連日のアクシデントに、スタンドが騒ついた。

 一夜明けた18日、高橋の姿はグラウンドにあった。

「投げる時に軽く右足首を捻ったようになったんです。その後、三塁へのベースカバーの時に違和感があったので。投げようと思えば、投げられました」

 あくまでも、大事をとっての降板だったようで「大丈夫です」という表情は明るかった。

 4回無失点での降板となったが、この日の投球内容は上々だった。初回は16球中15球がストレートで、空振り三振、一ゴロ、左飛の3者凡退。2回もストレートを中心に3人で切って取った。3、4回は安打を許して走者を背負ったものの、後続を切って無失点。結果的には4回4安打無失点で4個の三振を奪った。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY