上原浩治、9回無死満塁で圧巻投球 全球ストライクで初セーブ「素晴らしい」

大ピンチで登板して2K3人斬りの見事な火消し、地元メディアの不安要素も“一蹴”

 カブスの上原浩治投手は18日(日本時間19日)、本拠地でのレッズ戦で、5点リードの9回に無死満塁の大ピンチで登板。10球全てストライクの圧巻投球で火消しし、1回無安打無失点2奪三振で今季初セーブを挙げた。カブスは9-5で勝利し、レッズをスイープ(カード全勝)した。

 初回に5点を奪うなど、5回までに9点差をつけたカブス。しかし、7回に先発レスターがつかまるなど4失点を喫する。さらに、8回から登板した3番手ダンシングが9回に乱れ、ヒット2本と死球で無死満塁のピンチを背負う。

 ここで上原がマウンドへ。シカゴで試合を中継していた地元テレビ局「CSNシカゴ」の実況は「少し怖いですね。ウエハラはフライボールピッチャーであり、今日は風が強いです。また、彼は三振を奪うことが出来る投手です」と不安要素を口にしたが、ベテラン右腕はこれを“一蹴”する投球を見せる。

 先頭デュバルは2球連続空振りで追い込む。2球目に落差の大きなスプリットで空振りを奪うと、元投手の解説者ジム・デシャイーズ氏は「素晴らしい」と称えた。その後、1球ファウルを挟んで左飛。スタンドへ入るかと思われた打球がフェアゾーンに入ってきたが、左翼ハップがキャッチ。俊足ハミルトンがタッチアップして1点が入ったものの、最初のアウトを奪った。

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